民謡とハーモニカによる慰問活動
                           ボランティアNTT高知OB会 大野記 

  こちらも、年末恒例となった民踊サークル「すみれ会」のメンバー及びハーモニカ演奏の東伸行さんによる慰問活動を、12月4日高知市若草南町の在宅介護センター「わかくさ」で実施しました。
 開始時刻を待ちかねたようにホールに集まった方々は約30名。
 司会役の森沢高知電友会長が「1年ぶりにお会いできましたが、お元気で良かったですね。今日はゆっくり楽しんでくださいね」と挨拶。
 先ず登場したのは尾崎周子さんら6名のすみれ会の皆さん。「長与みかん音頭」(長崎県民踊)、素麺にみたてた白いフサを先に付けた棒を両手に持って踊る「そうめん小唄」(佐賀県民踊)、「徳島音頭」 と日頃の練習の成果を披露。
 皆さんは頬を緩ませ目を輝かせて手拍子を添えてくれました。
 続いて登場したのは東さん。「荒城の月」 の演奏では、「口の中で舌をグルグル動かしているので、長生きにいいですよ」と解説。続く「紅葉」 「お正月」「ああ人生に涙あり(水戸黄門ドラマのテーマ曲)」 では、馴染みのメロディーに口ずさむ歌声が広がり、指揮者のように両手を掲げてリズムをとるおばあちゃんも居りました。
 また、ハーモニカを二段重ねして 「長崎の鐘」を演奏する姿に目を見張り、お若い頃のヒット曲「いつでも夢を」 が流れると、みんなが吉永小百合・橋幸夫に変身して、歌詞カードが無くても大合唱となりました。
 続けてすみれ会の浜田陽子さんの 「龍馬」、次田武子さんの「細雪」とそれぞれソロの歌謡日舞にり.ットリ観賞し、再び登場した東さんの「故郷」の演奏では♪うさぎ追いしかの山…と歌い昔を懐かしんでいました。
 ホールの空気がすっかり和んできたところですが予定時刻が迫り、最後は 「炭坑節」の総踊り。すみれ会のメンバーとともに、センターの職員さんも踊りの輪に加わり、車椅子でも手振り身振りで曲に合わせ、「来年もまた来てね」と名残を惜しんでくれました。