ECOでん−ライフ 第186号掲載
宮本純一郎
 『宮さん1お前、近頃ハラが出てきたなあ』今から約三〇年ほど前のこと。親しい友人から言われた一言にギクッとなった。
 肥満は高血圧・糖尿病など成人病の原因ともなりかねない。当時、単身赴任が続き、アパートの寮母さんの食事に舌鼓を打ち、ときには気楽に夜の街をうろついているうちに脂肪が身体に溜まり始めていたのである。
 『こりゃいかん」と勤務場所と住所の間を歩き始めた。靴の傷みはあるが健康には代えられない。
 その後も勤務場所を変わってもできる限り続けた。距離が遠くなった場合は自転車を使うことにした。
 NTT退職後の某会社への勤めのときも、現在、自分の用件で出かけるときも片道30分程度ならほとんど自転車である。
 雨天の場合はレインコートが若干面倒だか、これも薬の代わりと考えて::。
 おかげで体型は現役時代とほぼ同じで、血圧
は若干高めとなっているがそのほかの身体の検査項目は問題なしの範囲内に納まっており、これも昔の歩きと自転車(再生可能エネルギー?)のお蔭かなと思っている昨今です。
☆我が家の再生可能エネルギー
 電気・ガス・水道etCなどについては、こまめに消灯、電球はLEDに変更、風呂水の洗
濯活用など、節減に努力はしているが、なかなか思うように効果が、見えません。
我が家である程度効果が感じられる太陽熱利用例をご紹介します。
@ソーラー温水器
 ソーラー温水器を取り付けてもう二〇年余になる。三年ほど前にパイプ等を取り換えたが、その他は特段のことなく、温水(夏は熱水)を供給してくれており、効果は充分で風呂、洗いものなどに利用している。
A床下空気換気システム
 シロアリ等の防除などを行うS社からすすめられて、床下換気、空気拡散の装置をつけている。外の空気を取り入れ、中の空気を外に出す仕組みだが、これは『太陽電池モジュール(発電装置)』によって動いており、雨の日は発電しないので、湿気を含んだ空気は床下にいれない。
 天気の良い日は発電して、乾燥した空気を取り入れる::ということで乾燥した床下へは、シロアリが寄り付きにくい。家のために良いし、モーターなどの動力はソーラーでECOとまずまず満足しています。