ECOでん−ライフ 第188号掲載
大野文平
★そもそも「エコ」って何でしょう。
 元々は「エコロジー」という言葉で、本来は「生態学」ということらしいが、今では資源浪費や環境汚染を防いで「環境負荷を減らす」、即ち「地球にやさしい」ことを指すことが一般的になっています。
 二酸化炭素排出量を削減し、地球温暖化を防ぐ取組みが代表格ですね。
 そしてエコを家庭生活で実践すると、多くの場合コストを減らす「エコノミー」に繋がっていきます。
 ただしエコロジーを追求すると、高コストになり決してエコノミーには出来ないことも有るのは悩ましいところですね。
 さて、私の生活の中のエコを綴ってみます。
★捨てずに修理して使う
 私のエコらしきことの一つが、修理して使うということ。
 電化製品等が故障しても、極力修理することにしている。
 昨今の低価格化で新品が随分安く手に入るが、まだまだ使えるものを放棄するのは資源の無駄使い。
 購入価格の三割程度までの費用で修理できるのなら、修理して使う。
 DVDレコーダが故障した時には、この際ブルーレイにとの良からぬ願望が頭をよぎったが、結局三万円で修理してもらった。
 長年使った食卓用椅子の座面が擦り切れた時も、タウンページで業者を探し一脚五千円で貼り直してもらった。再び20年使える。
 扇風機の昇降部不具合は自分で治した。
 なかなかうまく出来ず、結局一時間以上要したが自前なら技術料不要。
 トイレを温水シャワ−便座に替えたのもDIYで。
 本体部分は替えずに継続使用したのでエコロジーでエコノミ−。
 そういえば今朝使った小さな片手鍋も、三代目の柄をすげてある。
★光熱費を節約する
 エコノミi追求の王道とも言える光熱費の節約だが、恥ずかしながら紹介できるような取組みは無い。
 常々留意していることは、人気の無い部屋の電灯をこまめに消すことくらい。もともと歯磨き中の水の垂れ流しなどはやっていないが、ガス・水道はとりたてて節約という行動はとれていない。反省・反省!
★レジ袋不要です
 行きつけのス−パーでの買い物には、必ずエコバッグを持参する。
 それも自分で買った物でなくて、あちこちの店や会社で貰った販促グッズ(エコというより単なるケチか?)。
 レジ袋不要を告げた際に「ご協力有難うございます」とレジ嬢に優しく言って貰えるのが嬉しい。
 ただし、高知市では可燃ごみをレジ袋で出してもOKなのだが、我が家ではレジ袋が不足してしまいゴミ出し用のポリ袋をわざわざ買うこともあるので、真のエコロジーになっているのか疑わしい。皮肉なものである。
★プルタブ集め
 熱心に取り組んでいる方々に冷水を浴びせるつもりではないが、当初の狙いから外れてきたのがアルミ缶のプルタブ集め。
 現在のプルタブは開栓しても缶から外れないが、昔は缶から完全に切り離されていた。「切り離されたプルタブが路上や公園などに放置散乱してしまい、子供達が怪我してはいけない」と智恵を絞った結果始まったのが「プルタブ集めて車椅子を送ろう」運動。 現在では空缶に残るプルタブが、この運動の所為でわざわざ取り外されることになった。
 アルミ回収サイクルに乗っているのはエコロジー(節電効果多大)で、何よりボランティア活動として子供達にも定着しているので否定し難いが、これもある意味皮肉な状態になっている。
 実は私もビール、ではない発泡酒のプルタブを取り外して集めている。

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