ECOでん−ライフ 第215号掲載
  西川 浩俊(高知市)
似非エコライフ
 退職して田舎(旧鏡村、現在高知市鏡横矢)と自宅(高知市口細山)を行ったり来たりの生活をしております。
 田舎では、清流鏡川の源流「平家の滝」の上流の湧き水を使い、自前で作った米で「どぶろく」を作り販売して楽しんでいます。
 「高知市どぶろく特区」の第1号免許を取り、全国大会でも入賞して、始めた頃は珍しさもあり、そこそこの売り上げもあったが、お得意様はお年寄りばかりで若者に敬遠されて現在はじり貧状態で趣味の一部で継続しております。
 この状態でエコ生活?
 省エネや節約及び環境に良い生活をする為にすることは、表向きは風呂の残り湯を洗濯に利用、水の出しっ放しの禁止、電気は小まめに切る、ゴミの分別位しかない。
 現実は、蛍光灯はすべてLEDに取り換えて、洗濯物は田舎に持ち帰りタダ同然の自然水(湧き水の簡易水道)を利用して水道代を浮かし、クーラーは田舎は涼しく不要。
 冬も暖房はなるべく使用せず電気ストーブで部分暖、風呂は薪を使いガス代は不要、薪は山の木を夏場に30p位に切りストックして利用。  自宅は女房と田舎に行ったり来たりの二人生活なので電気・ガス・水道は基本料金より少し多いくらいの生活をしておりますが、子供が孫を連れて帰ってくると大変、すべての使用量が3〜4倍に跳ね上がります。
 今年春早々水道の使用量の増加(通常月の約4倍)が著しいので確認の結果パイロットは止まっておりましたが漏水がないか確認してくれと漏水の確認方法が書いてあるお知らせがきた。
 ガス(プロパン)も年明けにガス欠となった。調べると2本のガスボンベ共空の状態。
 ガス会社に電話すると、月々の使用量が少ないので当面大丈夫と思い取り換えが遅くなり申し訳ないと言われる。
 電気もクーラーはなるべく使用せず、寒いときは電気ゴタツを使用しているが孫が来るとなると朝から暖房をかけて用意し、1日中掛けっ放しとなり、挙句漏電調査をしたいと電話が掛かる始末。
 車を運転していたら勝手に左へ左へと寄っていく気分。
 病院に行くと脳梗塞といわれ入院。
 退院後リハビリに行くと、先生は、部屋は暖かくしてますか?夏は涼しく、冬でも室温は20度くらいにせよとのこと。
 省エネや節約の為、経済の事ばかり考えてエコのつもりが似非エコを反省しております。


 ※「私はこんなことしてますよ」と、皆さんのエ コのとりくみをご紹介下さい。長文でなくても 結構です、電友会へご連絡ください。