随想
ひとりごと
邑田 正次
  グレタ・トゥンベリさん(18歳)の、国連総会では突然現れた恐竜の、沈みゆく国土
 を海中に立ち訴えたツバル外相の、三者の演説が耳に届いてないのか、この度のCOP26
 での温室効果ガス削減目標は『気温上昇1.5度を努力する』にとどまり、COP25からの
 前進は感じられない。
  先進国、発展途上国の事情などなどで、「石炭利用を激減させることは困難である」
 となってしまう。
 この1.5度であるが、2.0度以上の上昇を許してしまうと、一例ではシベリアの凍土が解
 け、封印されていたメタンガスが放出し、後戻りできない温暖化のドミノ倒しに突入し
 てしまうという。(恐ろしい)
  人類は産業革命からわずか200年間で地球の大ピンチを招いてしまいました。
  経済至上主義の現指導者層はこの大問題を後世の人智に託し、今の危機分岐点でのや
 るべき処置をおざなりにするのでしょうか。
  二酸化炭素研究では、今年のノーベル物理学賞の真鍋叔郎氏、ごく最近では二酸化炭
 素回収マシーンを発明した若き発明家、村木風海氏、氏は現役東大生でありCRRAとそう
 いう日本発の頭脳が有ります。
 つい期待してしまいます。
 最後に、・・私たちは「不名誉な化石賞はもういらない」と声を出しましょう。