随想
ひとりごと
高橋 理恵
 
『なんて日だ!』

 夫に大声で呼ばれて目覚めた朝、庭に出てみると、な、なんと花壇がグチャグチャ。
 もしやと畑を見に行くと、芋畑もメチャクチャ。
 収穫間近の安納芋、シルクスィートが掘り起こされ傷だらけになっています。
 一応柵はしていたものの、何処からか猪が入り込み大暴れされてしまいました。
 しばらく畑の前で夫婦共に放心状態からの後始末となりましたが、お互いにイライラもマックスで口喧嘩勃発(だいたい私の勝ちです)、作業も捗りません。
 やっと何とか終了し、ヨタヨタと洗面所に行こうとすると、なんと床がミシッ、ボキッ。
 築38年も過ぎると経年劣化と毎日の負荷(だいたい私の体重と夫は言う)に耐えきれなかった模様です。
 「もう、イヤ!」と泥だらけの手を洗い、鏡を見ると鏡の中の人も経年劣化で老けた顔でため息をついています。
 「まったく、なんて日だ!」と芸人の真似をしながら、工務店に連絡をした散々な昨秋の1日でした。
 今年は良い年になり、宝くじが当たって「なんて日だ!」と叫んでみたいです。