マイナンバーカード」雑感
マイナンバーカードとは、マイナンバーが記載された顔写真付の名刺サイズのカードで、表面にICチップと氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーと本人の顔写真等が表示されています。
本人確認のために免許証に代わり身分証明書として利用できるほか、自治体サービス、e-Tax等の電子証明書を利用した電子申請等、様々なサービスにも利用することが出来るようになっています。
日本政府が多くの施策を用いて普及を推進しているマイナンバーカードですが「作らない」と決めている方も多いようです。
マイナンバーカードを作る、作らないことでどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
総務省を中心に、色々なホームページで記述されていますので、参考になればと思い紹介させていただきます。
2020年1月の時点では約15%だったマイナンバーカードの普及率は、新型コロナウイルスに伴う10万円一律給付を境に普及率が大幅にアップしているそうです。
また、マイナンバーカードを作成した後に所定の手続きをすると、マイナポイント付与などのキャッシュレス化の国策も並行して実施していることもあり、2022年10月時点での普及率は50%になろうとしています。
しかし、日本政府は2022年度末までに全国民に普及を目指していますが、任意作成ということもあり普及率は伸び悩んでいると言えます。
マイナンバーカードのメリットと言えば、
@ マイナンバーカードは、運転免許証を持たない人でも身分証明書として利用できる。
A 現在、取得し申請するとマイナポイントがもらえる。
B 住民票、印鑑登録証明書などの公的な証明書をコンビニで取得できる。
C マイナポータルにログイン時に利用でき、あらゆる申請ができる。
反対に、デメリットと言えば、
@ 有効期限がある。(免許証と同じで再申請が必要)
A 個人情報の漏洩等のリスクがある。
B セキュリティ体制への不信感がある。
等です。
その中で「マイナンバーカードは絶対作らない」という方がいますが、その理由として
@ 通知カードで間に合っている。
A 必要性を感じない。
B 何となく抵抗感がある。
の3点が挙げられています。
確かに「通知カード」があれば手続きが間に合うという場面も多く、身分証明書としては保険証・運転免許証で十分であり行政手続きなども現状で特に不満がないという方は必要性を感じないでしょう。
しかし、デジタル庁ではマイナンバーカードの活用展望を公表しており、将来的には健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化することを検討しています。
このことから先々マイナンバーカードを発行(作成)していなければ困る場面に遭遇する可能性もあると考えられます。
何事も一つのことをやるとなればありとあらゆる可能性(メリット・デメリット)は必ずありますので、自分自身で十分理解・検討して「作る」「作らない」を決める必要があるでしょう。
必要だと感じた方はキャンペーン等が終了する前に手続きをしてみてはいかがでしょう。
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