随想
ひとりごと   237号
 

『木村拓哉へのライバル心』

 若い頃木村拓哉が嫌いだった。
 相手と何かを競っているとき異常に必死になって勝とうとしているのが何か好きになれなかった。
 「そこまで必死にしなくても」と思って見ていた。
 多少のライバル心があったのかも?
 しかし最近、自分に変化のようなものを感じる。
 エラそうな人とか自分本位な人はムッとする事があり、あまり関わりたくはない。
 (誰も苦手かも)
 そんな人に対してこの人の「特性」だからしょうがないと、聞き流せる事が出来だした。
 この諦められるの気持ちが大事ではないかと思う。
 人にはそれぞれの「癖」があり、そこだけが全てだと思って見てしまう。
 それが少しずつその人の違う側面が見えたり「しょうがない」とあきらめる気持ち(ふところが深くなった?多分)でそういった人と笑顔で話しができるようになった。
 今は木村拓哉も全然許せる。
 (どの口が言っている)
 どうも若い時は彼の「フェイス」にライバル心を抱いていたのかもと反省した。
 (ハハハ)

米津 正清(高知市)