高知市長浜・八幡様に勢揃い | ||
写真:徳広 孝敏さん |
明日、4月6日昼前ごろから若宮八幡宮の「どろんこ祭り」が行われます。 「早乙女」が「男衆」に田の泥を塗るという奇祭です。 土佐藩、二代藩主山内忠義公のころ、ある日お殿様は僅かばかりのご家来をお連れになつて、長浜の里に領地検分にお越しにな りました。 時あたかも田植え時、百姓の投げた苗が田の泥を跳ね上げ、畦道を歩いて いたお殿様の袴にかかりました。 それを見たご家来衆は「無礼者」と押っ取り刀で百姓衆に詰め寄りました。 百姓たちはどうなることかと恐れおののき田に座り込みぶるぶる震えておりました。 それをご覧になったお殿様は、猛るご家来衆を押し止め 「農は国の基である。畦道は農事のための道であって、そこを歩いていた我々が悪い、百姓たちにはなんの咎もない、これからも農事に励め。」と百姓たちを励まされました。 百姓たちは、大いに喜び、お互いに田の泥を掛け合い、お殿様のご威徳をたたえました。それから毎年4月の第一土曜日から3日間「どろんこ祭り」を行い、豊作と無病息災を祈念する行事が今に続いております。 参加者は揃いの「浴衣」を着て、女性は赤いけだしに赤襷がけ、揃ったら綺麗ながヤキ、見物人には「かこ」(神田で作った米で作った握り飯・食べると一年間は健康で過ごせる)や神田で作った「赤米・古代米」で醸造したお神酒がふるまわれます。 知事ゃ市長もご夫婦お揃いで参加され田植えをします。 |
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