■初期消火
●火を消す三度のチャンス
@小さな揺れを感じたとき。
カタカタという小さな揺れのうちに。
A揺れがおさまったとき。
大きな揺れの最中は、まず身の安全を確保。
B出火したとき。
出火後一〜二分では、燃え広がらない。小さな火のうちに。
●火災発生!
@早く知らせる。
・大声で近所に火事を知らせる。
A早く消火する。
・火が天井に燃え広がらないうちに、すばやく。
B早く逃げる。
・火が天井に回ったら、すぐ脱出
(2)余震
本震の後の余震にも注意が必要です。南海地震の場合、大きな揺れを伴う余震がしばら
く続くと考えてください。
時間とともに余震が起こる頻度は減っていきますが、1854年の安政南海地震の時に
は、余震が三年も引き続いたという記録が残っています。
◎気象庁から出される余震情報に注意しましょう!
◎壊れかけた家には、入らないこと!
◎土砂崩れなどの危険がある所には、近づかないこと!
(3)山津波
■善光寺地震(1847年)の山津波
地震に伴って土砂崩れが多数発生。土砂が川をせき止め、数十の村が水没。さらに大
雨でこの堰が決壊し、下流の家屋810戸が流失、3000戸余りが浸水、約100人が死亡
しました。