次の南海地震に備えて 第168号掲載
〜火災・余震・山津波〜
(1)火災
◆関東大震災の火災
揺れで倒れた戸数の約1.7倍の戸数が、火災で焼失。東京本所の陸軍被服廠跡(ひふくしょうあと)では、避難してきた約38,000人の住民が火災で犠牲となりました。
◆北海道南西沖地震の津波による火災
奥尻町では、津波の来襲後、火災が発生し、多くの家屋が焼失しました。
◆兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の火災
地震発生直後から各地域において同時に多く(約300)の火災が起こり、特に神戸市内は大きな被害を受けました。
◎延焼のおそれがあるときは、広い公園などへ避難しましょう。
■初期消火
●火を消す三度のチャンス
@小さな揺れを感じたとき。
   カタカタという小さな揺れのうちに。
A揺れがおさまったとき。
   大きな揺れの最中は、まず身の安全を確保。
B出火したとき。
   出火後一〜二分では、燃え広がらない。小さな火のうちに。
●火災発生!
@早く知らせる。
  ・大声で近所に火事を知らせる。
A早く消火する。
  ・火が天井に燃え広がらないうちに、すばやく。
B早く逃げる。
  ・火が天井に回ったら、すぐ脱出

(2)余震
本震の後の余震にも注意が必要です。南海地震の場合、大きな揺れを伴う余震がしばらく続くと考えてください。
時間とともに余震が起こる頻度は減っていきますが、1854年の安政南海地震の時には、余震が三年も引き続いたという記録が残っています。
 ◎気象庁から出される余震情報に注意しましょう!
 ◎壊れかけた家には、入らないこと!
 ◎土砂崩れなどの危険がある所には、近づかないこと!


(3)山津波
■善光寺地震(1847年)の山津波
地震に伴って土砂崩れが多数発生。土砂が川をせき止め、数十の村が水没。さらに大雨でこの堰が決壊し、下流の家屋810戸が流失、3000戸余りが浸水、約100人が死亡しました。
■新潟県中越地震
(2004)の河道閉塞(か地震による大規模な土砂崩れで川がせき止められ、上流の地域が水没しました。
 ◎自然の土砂ダムが発生すると、下流の地区は土石流の危険性が高ま ります。
 ◎川が土砂崩れでせき止められたら避難しましょう。