[寄稿]
第二十回NTT西日本杯高知県ソフトテニス大会に招かれて
藤谷 敏郎(横浜市)     
 昨秋九月十三日、二十回を迎えるNTT西日本杯高知県ソフトテニス大会に招かれて久しぶりに女房の付き添いで高知に帰った。
 その大会前夜の一杯会に電友会高知・愛媛と土佐高OB・土佐女子OGの仲間、それに高知県ソフトテニス連盟の伊藤会長・石元副会長・横江理事長も加わり楽しく盃を重ね、高知のお酒をたらふくいただいた。
 もう六十年も前のテニスのことから始まり酔うごとにオフレコの話も飛び出して、話の中味はそれぞれはばかられる事も有ったが、テニスの大切なポイントでのミスのこと、スランプだったときのこと又、今はサンデー毎日の今日的な楽しみ方。膝、腰痛等の処方。あるいは、電々本社時代には、社宅に招いて生意気にも、これからの生き様など後輩に諭したこと等大いに語り合い賑わった。
 横浜の仲間で話題になる「下流老人」「老後破産」最近出版された五木寛之「嫌老社会を超えて」の「嫌老から賢老へ」等という話は全くなく、当日参加した皆さんはそれぞれ自分の夢を持って活躍していることは実に頼もしい。
 ●大会当日は試合開始前のセレモニーで来賓の祝辞を…。  二十年前に、当時の尾崎NTT高知支店長に、高知のソフトテニス連盟が、安養寺さん(現副会長)をはじめNTT-OBをまきこんでNTTに大会を開いて欲しいとのお願いを。
 又、小生もNTT三重時代に尾崎さんと一諸  に仕事をしていたことも有って、是非、NTT大会を企画し実施して欲しいと、重ねてお願いしたところ、尾崎支店長も心よく応えてくれて、実現した大会で、それが今年で二十回かと感慨深いものがあります。
 今大会も盛会で、八十才近い選手から小学生にいたる選手が、それぞれの力量に見合うランク別に競い合う高知県下で参加者が一番多い大会となっています。
 愛媛電友会からは一時代を築いた名選手も参加してくれましたが勝ち進めず「昔の名前で出ています」「年を取り過ぎたかな?」との観客席のささやき等も有って、楽しい一日を応援にまわっていました。
 小生も昔はこの大会に出て頑張った時代も有ったが、今回は出場しませんでした。「藤谷さんのラケット踊りを見なくてよかった」との批評となったことは間違いない。
 ●NTTの大会が高知県ソフトテニスの一層のレベルアップに寄与してくれるものとして始まった企画が少なからず芽を出し、これから花を咲かせていくものと期待している一人です。
   大会に関しては連盟の皆様は言うに及ばず、NTTグループ・テルウエル・高知電友会の支えもあって今日までの隆盛を極めているものと思います。当時のNTT高知支店長に改めてお礼の報告をしたいと思います。
    ●あけて九月一四日羽田に向かう高知龍馬空港で、安養寺さん、電友会でお世話になっている碇夫妻の見送りを受けた。
 釣り好きの碇さんと「浦戸湾でニロギを釣った」ことが有るとの昔話がきっかけで「そのうちに、ニロギを干した物を酒の肴に横浜に送るき」との約束を楽しみにしていることを終わりに記しておきたい。