老人大学の運営委員長として活躍している速渡正光さんと老人大学のご紹介です、

 生涯学習でがんばる速渡 正光さん

.

 高知県高坂学園生涯老人大学については、昭和48年県の委託事業として高知県老人クラブ連合会により高知県綜合老人大学高坂学園が開設されましたが、その後当大学は解散しました。

 しかし、生涯学習の意欲は強く、老人大学の卒業生が中心となり昭和57年に全国でも稀な自主運営の生涯老人大学を立ち上げ、「社会を支える一員を常に自覚し」・「老いても学ぶ心を忘れず」・「友を大事にする気持ち」を大切にしつつ27年の歴史を重ねてきました。

 現在の生徒数は932名で60歳から100歳まで幅の広い年齢構成で内女性は約90%と土佐の「はちきん」の頑張りが目立つ老人大学です、NTTのOBも15名程度参加し、皆さん熱心に勉学に励んでいるとのことでした。

 学校運営は毎月2回の学習会と年2回程度の研修親睦旅行等で、研修会場は「高知人権啓発センター」と「高知市東部健康福祉センター」で6組に分かれて実施しております。

 速渡さんは、組長・副委員長等の重責を経て平成18年から運営委員長に就任し、各組長等役員の最高責任者として、老人大学の運営に駆け回っており、県下の教育・歴史・文化・福祉等の有識者との交流を通じ、頭と身体を駆使しているせいか、年々若くなっている感じです。

 老人大学の平成20年度の終了式が3月23日に三翠園ホテルで開催され、取材に行ってきました。

 当日の出席者は約600名で会場は熱気に包まれていました、松尾徹人学長の挨拶の後速渡運営委員長が挨拶に立って「昨年は身体を動かせ・頭を使え・人に会え」とお話しましたが、今年は「教わらずして、学ばずして、人は何一つ考えられるものではない」の言葉を贈っておりました、また「戦後無から始まった戦後の復興を私達が立て直したんだとゆう自負心を持って励まれるよう」また男性が少ないことに関し、「男性のほうはもっとしゃんとせい」と激を飛ばしたい気持ちと訴えておりました。

 その後、尾崎高知県知事や岡崎高知市長の挨拶もあり、知事からは、ますますお元気で学習に励んでくださいの激励と、高知県の産業振興と地産外商にご協力依頼や高知市長からは厳しい財政再建にご協力をとの要請がありました。
 高齢者の皆さんが学習意欲に溢れていることは、米寿の方が13名、皆勤した方が230名の数字が示すとおりで、老人パワーに圧倒されました。

 速渡委員長には身体に気をつけ、ますます頑張っていただきたいと思っております。                                                                                      記('09.3)中西正弘 

トピックス