「東前頭三枚目」

183号 黒岩靖夫(香南市) 

 今回は、日々のニュースや世相をたったの数行で風刺する、高知新聞社会面の名物コーナ「出放題」への投稿で大活躍し、2010年度番付で「東前頭三枚目」に推されるとともに、常連投稿者でつくる「クラブ出放題(会員60名)」が選ぶ一年間で最も印象に残った作品に贈られる三賞でも見事銅賞に輝いた、投稿名【口西川・靖兵衛】こと、当電友会の幹事でもある黒岩靖夫さんをご紹介します。
 黒岩さんは平成十五年にドコモ高知支店を最後に現役を引退後、高齢化の波は押し寄せてくるものの平和な故郷、香南市香我美町の山里で、野鳥や野生動物と共生し、知恵比べをしながら田畑を耕し、業ではない農的で「スローフード」「スローライフ」な生活を送っています。
 黒岩さん曰く「一年中鳥や野生動物に食い荒らされた残飯をいただいて暮らしているといっても過言ではない」とのことです。
 また、現役時代からの知識や人徳を生かして香我美町まちづくり協議会、香南市社会教育委員、香南市文化財保護審議会委員、JA土佐香
美非常勤理事等の要職を、ボランティア活動では交通安全街頭指導、地区夏祭り、ふれあい運動会、町民納涼祭、元旦マラソン、男の料理教
室等の主催や共催を行っており、一ケ月平均最低15日は「出会い・触れ合い・支え合い」の絆づくりのため戸籍年齢を忘れて走り回っています。
 平成16年から「頭の体操」、「ぼけ防止」にと思って始めた新聞投稿は、現役時代からの「駄洒落の黒ちゃん」の才能をいかんなく発揮し、前述の「出放題」の他、「声ひろば」「川柳」「俳句」と多岐にわたっています。
 (掲載数・参考)
   ・「出放題」……十七回
   ・「声ひろば」…五五回
   ・「川柳」……八回
   ・「俳旬」……二回
 「声ひろば」は、皆様もよくご覧になられると思いますが、読者の反響も大きくて、時々激励等の手紙も頂くとのこと。また、警察からの問い合わせ等もあったようです。
 (作品のご紹介)
 去る、二月十九日に高知市帯屋町の高知大神宮で行われた、不採用で没となった作品の「供養祭」が「クラブ出放題」のメンバーが出席し行われました。没となり燃やされた「口西川・靖兵衛」の作品の一部を紹介します。
  ◇物産館「おち駅」開業
     落語はやっておりません!
            -越知町観光協会-
     来店者 殿
  ◇政治資金でゴルフ大会へ
     OB! -さくら-
     横峯議員殿
  ◇香南市Aが初優勝
    戦力!   -県市町村対抗駅伝-
    第50普通科連隊 殿
 (参考:銅賞に選ばれた作品)
  ◎相撲部屋を一斉捜索
    呼び出しが怖い!  -力士-
    名古屋場所 殿

■■黒岩氏談■■
 「四句八旬全てが没の 句浪人」でも挑戦を続けたいと考えています。 四季折々にその姿を変える山の木々や小さな花の営みに喜びを感じながら下手の横好きのゴルフも「多く叩けば体によい少なく叩けば気持ちがよい」をモットーに人生後半生を平均寿命よりも健康寿命を大切に日々暮らしてゆきたいと考えています。
■■取材を終えて■■
 もうすぐ70歳、「生まれはみかんの郷で人間も未完成品」が口癖の黒岩さん。
 今後も世のため、人のために脳のアンテナを張り巡らせ、益々風刺を利かせた作品をいっぱい投稿してください。
 そのためには、健康第一「楽しいお酒は飲みすぎない」をモットーに益々頑張っていただきたいと思いました。
 皆様も、「口西川・靖兵衛」の応援を今後ともよろしくお願いいたします。
                                 (取材 足達裕昭)

トピックス 183号掲載