スポーツ吹矢に魅せられて
217号 鍵山 淳一さん(香美市) 
(足達 裕昭) 


(鍵山さんのお話)
 昭和41年4月NTT四国学園採用、同10月高知電話局に配属される。
 当時は月2回の給与、高知は地元だが転勤手当も出て振り出しから嬉しかった。
 その後職種も勤務先も松山、中村と変わった。
 平成17年3月潟Gヌ・ティ・ティ・マーケティングアクト四国高知支店を退職して早いもので14年を過ぎた。
 私のサラリーマン生活では転勤の繰り返しで、やっと自宅も構えて漠然と退職後は地域社会に関わっていこうと考えていた。
 それには地区公民館の活動に参加するのが手っ取り早いと、退職の4月地区公民館の成人学級に加わった。
 平成19年4月成人学級開講の案内で「吹き矢体験(健康に良い吹き矢体験です)」が紹介された。
 この月の体験会で模範演技の女性の吹く矢が的に向かって鋭く飛んで刺さる音に感動したことは覚えている。
 この時の私はあまりうまく吹けなかったが「健康増進のため腹式呼吸とゲームを取り入れたスポーツ吹矢」との講師の説明で参加申込みした。
 スポーツ吹矢は、1ラウンド(3分以内)に6〜10mの距離からウレタン製の的めがけて5本の矢を吹き、合計点を競う。
 最高点は的の中心の7点。外へ5・3・1点と低くなる。筒にはグラスファイバーやカーボンなどがあり、長さは120p、フィルム製の長さ20pの矢を吹く。
 得点と距離に応じて、通常2級から最高位の七段までの認定制度がある。スポーツ吹矢は「性別や年齢の関係なく、ゲーム、遊び感覚で楽しめる。矢を抜くたびに的までの往復を歩き、点数を数えるので認知症予防にもつながり、健康管理にも役立つ」として毎年増加傾向にある。
 3分の制約時間内にいくらゲーム、スポーツだからと高得点のため何をしてもよい訳ではない。
 礼に始まって礼に終わる基本動作が大事にされ、構える、筒を上げる、息を吐く、息を吸う、吹く、息を整えると自然の流れで腹式呼吸が身につき上達の近道、健康への配慮が理にかなって改善されてきた作法である。
 医師からは「腹式呼吸に主眼をおいた吹矢式呼吸は呼吸機能改善に大いに寄与します。
 吸う時に大きく働く横隔膜を鍛えること、そして吐く時に大きく働く腹筋を鍛えることができます。
 その結果肺活量は増えます」と勧めの言葉を貰っている。
 練習を始めた頃「ちっともうまくならないのですが」と支部長に相談すると「それでも健康には役立っているのではないですか」と言われて納得したことがある。
 平成10年日本スポーツ吹矢協会(本部・東京)は健康増進を目的に、吹矢をスポーツとして普及させるため創設され、一昨年20周年を迎えたのを契機に、本年4月1日、日本スポーツウエルネス吹矢協会に社名変更して再出発した。
 協会設立以来、「日本そして世界を健康に」との趣旨のもと、本格的に国際的なスポーツ団体を目指し、あえて「ウエルネス(健康)」の言葉を付け加え、多くの人たちに名称からも読み取れる新時代にふさわしいスポーツへと飛躍したいとの思いからである。
 静かな運動だから一人で集中して練習するのも良いが、仲間で集まって練習する場に参加するのも良いだろう。
 もやもやした気分や疲れて練習に行きたくない場合でも練習後は晴れやかな気分になり、やっていて良かったと思う。
 高知県内では14支部「香美よさこい支部(香美市香北町、土佐山田町)、香南支部(香南市香我美町)、まほろば支部(南国市前浜)、しばてん支部(南国市瓶岩)、しののめ支部(高知市丸池町)、はりまや支部(高知市はりまや町)、春野支部(高知市春野町)、さかわ司支部(佐川町)、おち支部(越知町)、四万十支部(四万十市)、土佐清水支部(土佐清水市)、潮見台支部(高知市潮見台)、いの仁淀川支部(いの町)、こまどり支部(本山町)」約230人が活動しており、今年も10月26日(土)第11回高知県オープン大会を開催し、県内外約350人が参加する予定である。

(取材コメント)
 呼吸機能の弱い私はトレーニングのため「吹矢を始めてみたいな」と思っていました。
   ある日偶然にも高知新聞の地域スポーツ欄の記事で、鍵山さんが高知県スポーツウエルネス吹矢協会の事務局長である事を知りました。
 早速電話して、この会報の記事をお願いするとともに、香美市の教室に入会させてもらうこととしました。
 先日練習風景を見学。
 十数名の方が熱心に練習に励んでいました。
 試しに道具を借りて吹かせてもらうとなんと一発目が的に当たりました。
 自分用の道具が揃ったら頑張って練習に参加したいと思っています。
 なお、吹矢の成果は別途ご報告させていただきます。乞うご期待です。

 (HP)
 「高知県スポーツウエルネス吹矢協会」で検索

トピックス 217号掲載