健康づくりは幸せづくり
219号 山下 福恵さん(室戸市) 
(編集委員 邑田正次) 

         地区内を戸別訪問し、健診を受けるよう呼び掛ける
 室戸市健康応援団のメンバー(同市室津)
 中央が山下さん(2019年10月25日高知新聞)

 今回の頑張る仲間たちは室戸市健康応援団や室戸市連合婦人会で中心的に活動されている室戸市の
 山下福恵さんを紹介します。
 山下さんは平成14年に中ビルの法人営業部を最後にNTTを退職されています。
 昨年の10月高知新聞に『県国保賞に室戸「応援団」 健診勧め8年 受診率向上』の見出しで山下
 さんの団体が取り上げられました。

 「今こそ知ろう!自分のからだ」
 「自分の健康は自分で守る」

 特定健診の受診率向上に取り組む、私たち「室戸市健康応援団」と申します。
 現在、百五十人が所属し、地域の健康を応援する団体です。
 室戸市を七地区に分け、五月から十二月まで集団検診を実施しています。
 生活習慣病の予防改善をめざし、四十歳〜七十四歳の方を対象に、一軒一軒自宅を訪問し、健診日
 程の案内や病院での受診ができることを説明しています。
 受診勧奨に力を入れ、さらに、特定健診や、各種がん検診の受診会場での受付、事務の補助なども
 しています。
 今回、この地道な活動が評価され、「県国保保健賞」を頂きました。
 何よりも顔を知っている地元の人からの声掛けによるものだと考えています。
 普段から知っている地元の担当者が出向くことで、「あんたがそう言うやったら」とか、また、早
 期がんが見つかり、「あなた方のおかげで命を拾うた」の声を聞くにつけ、これからも「元気に生
 きちょってよ」と声を掛けながら市民一人ひとりの健康寿命が続くことを願いながら、地域に密着
 した活動を続けています。

 右は新聞掲載された時のことについて感想などを依頼をし、投稿してもらったものです。
 現在、室戸市連合婦人会の会長を務め、室戸ユネスコ世界ジオパークの環境保護・観光活動など昨
 年から今年1月の再認定確定まで忙しい毎日です。
 ジオをはじめ婦人会の活動では、ひめぎんホールで「室戸の周辺〜大海と大地〜海辺でみられる救
 荒植物」の活動発表をしました。
 愛媛県庁生涯学習課事務局からも、室戸岬は綺麗で、雄大で、大地が織りなすダイナミックさが素
 晴らしかったとのコメントを頂いたその日のうちに、今治市連合婦人会から「室戸に行きます」の
 オファーがあったそうです。
 今治・室戸研修テーマは「土佐はなぜ皿鉢なのか、なぜハランを使うのか」皿鉢の盛り方、ハラン
 の切り方等、37枚の皿鉢料理で、もてなしました。
 情報の共有、技術の共有を他県の皆様との有意義な交流でした。
 今後、ますます健康応援団の活動を広め、地域の人達の健康維持、さらに室戸ユネスコ世界ジオパ
 ーク推進協議会との連携の強化で、室戸発“世界行き”を発信していきたいと抱負を述べてくれま
 した。

トピックス 219号掲載