退職後は大好きなサッカーを!
223号 松木 泰則さん(南国市) 
(編集委員 田所 秀二) 

 今回は今年3月末で退職されました松木泰則さんにお話を聞きました。
 松木さんは昭和49年入社。最初の仕事は設備部門、主に地下マンホール作業でした。
 次は潮江ビルでの線路宅内関係。
 主に宅内故障修理で、公衆電話機へも携わりました。
 退職再雇用後は安全GM(ゴールドマイスター)として社員を事故から守る業務を行い、大きな事故もなく社員の方々を守れたことは大きな収穫でした。
 自分自身も47年間無事故と健康で良かったと思います。
 と話してくれました。

(以下、松木さん 談)
 ◆記憶に残ること
 職場関係では7~8年前、九州〜北海道をつなぐNTT西日本のテレビコマーシャルに寒風山トンネルでの作業員役で出演したこと。
 高知工業高校在学時はサッカーで県制覇、そして全国高校サッカー選手権出場。
 高校3年間レギュラーで、主力選手として活躍。
 3年間で全国大会を除き黒星は1度だけでした。
 沖縄復帰国民大会(1973年沖縄で開催)で3位というのもありました。

 ◆趣味とボランティアと
 サッカーを始めたのは小学校6年の時からですが体が動く限りやっていこうと思っています。
 今は「コンビニなかむら60」のチームのメンバーとして現役で頑張っています。
 休日には警察補導員をしています。
 生徒の通学の行き帰りのパトロールなど。
 もう20年位になります。

 ◆サッカー協会の会長に
 現在一般社団法人高知県サッカー協会の会長という職で頑張っています。
 協会の設立は1947年9月1日法人成立は2005年12月22日で、現在、会長、副会長、常務理事、監事等26名の役員の大きな組織です。
 登録しているチームは226、登録者数は一般から小学生まで約5800人となっています。
 協会の目的を「高知県のサッカー界を統括・代表し、サッカー競技の健全な発達と普及び親睦を図るとともに、公益財団法人日本サッカー協会の事業に協力することにより県民の心身の健全な発達に寄与する」としています。
 現在は少子化ですが、できるだけサッカーファミリーを増やすようにと、また、サッカーの技術研究及び技術指導等といろんな事業をしています。
 今、会長として苦労していることは元々人前で話す機会がなかったのに、挨拶等の場が多くなったことです。
 それからサッカーができる環境整備等たくさんの苦労が有りますが、定年の70歳まで精一杯頑張っていきたいです。
 Jリーグチームのない高知県においては、サッカーを見て楽しむということが今一つ浸透していないためホームページやメディアを活用した広報活動を強化することと、高知ユナイテッドSCとの事業協力により拡大していく必要があると考えています。
 皆様もホームページのカテゴリー別の事業開催日の内容を是非ご覧になって、応援をよろしくお願い致します。


コンビニなかむら60のメンバー
前列左から3番目が松木さん

 ◆今後の抱負
 家業の農業では90歳を超えた父と80歳後半の母、それと息子が頑張っているので、多少でも手伝っていこうと思っています。
 最後になりますが、これからの人生をリスペクト(思いやりの心)しながら歩んでいくことと、一つ大きな夢があります。それは「高知龍馬マラソン」に参加して完走することです。
 かなうかどうか自信はありませんが、自分の力を試したいです。

 (お話をお聞きして)
 サッカーに情熱を注ぎ、現在も大活躍の松木さんにお話をお聞きし、何事にも挑戦し続ければ何でもできるという力強いメッセージをいただきました。
 その挑戦も、60歳で退職してから安全GMという責任ある業務に就かれ、技術継承に奔走されたことにも繋がっています。
 今後も、持ち前の優しく、バイタリティにあふれる松木さんであり続け、サッカー等に取り組んでいただきたいと思います。
      (田所 秀二)


松木さんが車を運転しています
(仁淀川の沈下橋)


衆電話故障修理中の松木さん
(寒風山トンネル)
【NTT西日本TV-CMより】
トピックス 223号掲載