歌で地元を盛り上げようと奮闘
229号 田村 博さん (佐川町)

 今回の「頑張る仲間」は、梨やベリーなどの果樹栽培で奮闘している会員、田村博さんの登場で
す。
 田村さんには、高知電友会会報の211号で一度登場していただきましたが、今回地元黒岩地区を更
に盛り上げようと奮闘し、地元の歌を作ろうと頑張っているとのことでお話をお聞きしてきました。
 趣味で始めた梨とブラックベリーを作ってみようかとしていたところ、ふとしたきっかけで知った
マーケッティングとマネージメントの勉強をすることとなり、サラリーマンとの中途半端な立場を捨て会社を早期退職後本格的に農業に携わり、ブラックベリーを本格的に栽培し販売も始めた田村さ
ん、今回は地元歌づくりです。

  (田村さん 談)
 良き時代に仕事場の仲間と、佐川町の黒岩の山々をよくハイキングしたものです。
 その際に登山リーダーが、生い茂った木々を伐採し遠くの山々や、仁淀川の景色が見えるようにな
ればいいのにと言っていたことが記憶に残っています。
 その時から長い年月が経ち、今では黒岩の山々は地元住民の「黒岩いきいき応援隊」が結成され、
そのパワーで道路整備や不要木々の伐採、トイレ施設の整備などが行われ、ハイキングコースのパン
フレットも作成されました。
 このことは新聞にも掲載され、「黒岩スカイライン」として紹介されました。
 私は中学校の頃に授業の一貫として、薪を山の頂上迄取りに行った事や、バイクや四駆で山中を走
り回ったことを思い出します。
 そこで、その頃の思い出を思い起こしながら、地元住民が整備した「黒岩スカイライン」を元に歌
にしてみようか思い、印象に残っている語句を並べ、詞をつくってみました。
 自分の思いをそのままに出した詞となり曲が付けられるか心配ですが、シンガーソングライターと
して活躍している『豆電球』さんに作曲をお願いしました。
 『豆電球』さんは安田町在住で、映画館「大心劇場」を運営されている高知では有名な方です。
 また、詞の編集等を皆さんご存じのバンド「陣羽織」のリーダーとして活躍されている長崎桂輔さ
んにお願いしています。

 題名「黒岩スカイライン」
   作詞:田村 博 
 みんなで登ろう黒岩スカイライン
 山から見降ろせば しずかな黒岩の里
 君と僕に語り合う 四季に吹く恋風
 山の裏に 清い流れの仁淀川

 元気に歩こう黒岩スカイライン
 身近に見える 佐川の山々
 遠見岩の上で ちかったおもい
 なつかしく よみがえるあの頃恋心

 自然を歩こう黒岩スカイライン
 遠くを望めば 四国山脈
 春の木立の匂いと共に貴方の匂いが離せない
 幸せ一杯に夢を追う 君と僕

   内容については、歌いづらい箇所や、更なる修正が必要な個所もあると思われるので、いきい
き応援隊の方や豆電球さん、長崎さんと相談しながら修正をして、お披露目に持って行きたいと思っ
ています。
 本来、この時期には発表は終わっている予定でしたが、コロナの拡大でお披露目式も延期になり未発表のままになっていますが、早い機会に実現したいと思っています。

 お話をお聞きした後、補作詞、作曲・編曲をされています『豆電球』小松秀吉さん、「長崎バッテ
ン」こと長崎桂輔さんにお話をお伺いする機会があり、お二人とも「詞の内容は伝わってきますが、聞く人には分かりにくいかもしれない」とのことで、協力しながら「黒岩スカイライン」の魅力が伝
わる歌にしたいとのお言葉をいただきました。
 これからも、地域のために頑張ってください。

 
トピックス 229号掲載