小原 教介
(高知市)
第205掲載 |
真っ青い太い孟宗竹が一間四方の井桁に組まれ、中のお札や古い仏具が紅蓮の炎をあげ、昼下がりの極暑を倍加さし、参詣の善男善女の顔を汗に塗れさせています。法要のあとはキンキンに冷えた精進落ちのビールが庫裏の広間で皆を来るや遅しと待ち構えています。
本日(8月17日)は“盆施餓鬼とお焚き上げ“の法要日です。ここ真静寺は建武3年(1,336年)地方豪族の民部の小輔が京都へ出向き日蓮宗を招いたと言われ、南海最初の道場と格付けされています。
ご多分に漏れず有岡も過疎と高齢化が進み、今更若手とは遥かに申せませんが、当寺の納所や村の土木委員、JAの何たらかんたら役を背負い、えっちらおっちら昔の留守代を払っている日々です。この前から腰を捻り、ひっぷエレキバンを貼って気合いを入れています。
皆様のお幸せを祈ります。
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