次の南海地震に備えて 第165号掲載
〜自分の命は自分で守る〜
●キーワード
【地震発生大事な頭をまず守ろう】
南海地震のような大地震の場合、県内全域で同時に大きな被害が発生することが予想されています。このため、全ての地域での消防機関などによる避難誘導や人命の救助などは困難です。「自分の命は自分で守る〃"」ということが大事です。
●部屋にいたら
大きな家具や本棚が倒れ、額縁などが落下することがあるので、丈夫なテーブルや机などの下に隠れましょう。
●エレベーターの中にいたら
地震感知装置が付いているエレベーターの場合は、近くの階で自動的に止まるようになっていますが、付いていないエレベーターの場合、揺れを感じたら、すべての階のボタンを押し、止まった階で降りてください。
●町中を歩いていたら
建物の近くを歩いている時は、ガラス窓、看板などの落下物に注意し、持ち物で頭をカバーし、身を守れる場所に逃げます。
●ブロック塀の横を歩いていたら
ブロック塀は倒れるおそれがありますので、すぐに離れましょう。
●歩道橋や橋を渡っていたら
近い方の端へ走って、橋の上にはいないようにしましょう。動けない時は、橋から放り出されないように、姿勢を低くし欄干につかまります。
●海や川の近くにいたら
津波を警戒し、すぐに海や川のそばを離れ、高台を目指して逃げましょう。津波は川もさかのぼります。
●車を運転していたら
揺れを感じたら、ゆっくりと減速し、あわてず左側路肩に停車してエンジンを停止。
長い斜面の下やトンネルの出入口付近では、崩落の危険がありますので、できるだけその場所を避けて停車。
ドアはロックせず、エンジンキーは付けたままにして車を離れましょう。貴重品などは車内に残さないようにしましょう。
他の通行車両にはねられないように注意しましょう。
●電車、バスなどに乗っていたら
急停車のショックから身を守ること。係員の指示に従って、冷静に行動してください。